こうの史代『こっこさん』02/10発売(宙出版)

こっこさん
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4776791277/249-7511156-8427563

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)』の作者のニワトリ漫画です。
同人誌版をタッチの差で入手できなかったので今回の発売は嬉しい限り。


こうの史代の漫画は『夕凪の街桜の国』だけじゃないんだー!」と言っているblogをいくつか見ましたが、私もそう思いますヽ(´ー`)ノ
……けど、他の作品は「夕凪」と違って普通の漫画すぎて言及するのが難しいのよね。でもあのマターリ時空は作者にしか出せないと思うし、私はそれが好きなのですが。


こうの史代の他の作品(単行本が出ているもの)
ぴっぴら帳(ノート) (1) (ACTION COMICS)』(読み:ぴっぴらノート)/『ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)』(双葉社
(「夕凪」効果で増刷かかってるので今なら入手しやすいですぜ。んーでもamazonでは品切れ?)

『ぴっぴら帳』は、迷子だったセキセイインコ「ぴっぴら」さんとキミ子さん&その友達の地味だけど楽しい生活を描いた作品です。
自分はジャンボセキセイのジャンボさんが好きだ〜。実は「完結編」の方を先に読んだので、1巻を読むまでジャンボさんが○○だって知らなかったよ。<そういえば一人称が○なんだよね……ジャンボさん……。


動物漫画というと「ウチの子ってこんなカワイイの(ハート)」という親バカが先行してしまい、作品としてマトモに読めないようなダメ作品も多々見られますけど(<これってダメな育児漫画と同じパターン?)
「ぴっぴら帳」は普通に漫画として成り立ってるので、特に鳥に興味が無くても面白いです。読後にインコが飼いたくなる一冊(笑)
私は将来「猫を飼う」という夢があるので鳥はダメですが、もし猫が飼えなかったら鳥が飼いたいですナー


こっこさん』出版社の宙(おおぞら)出版は「ヲタク系の漫画をたくさん出しているところ」というイメージがありますが(他にはレディコミ?)、最近はコミティア(オリジナルonly同人誌即売会)系などのオリジナル作家の本もちょこちょこ出しているようで。
派手めのゲームアンソロジーで儲けた分で普段日の当たりにくい地味系オリジナル作品を発掘できるとしたら、それは良いことですね。
(アンソロが悪いという訳じゃないけど、あれは流行に添った水物なので新鮮なうちしか売れない)