オニババってどうよ

『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』(三砂ちづる著・光文社文庫)読了。
タイトルや評判から受けた第一印象よりはトンデモ率低かったけど
女性として同意できる部分もままあったけど……
(月経や出産法について書かれた前半部分はそれほど悪くないと思う。生理をコントロールできるかは「?」ですが)


でも正直、後半部分から出てくる

  • 女性は子どもを産まないといけない
  • 若いうちに子どもを産んで(社会との繋がりも確保しつつ)、子どもが成長してから社会に復帰する

というこの本の意見は現状の日本社会では理想論すぎて困難だと思われます。
著者は小倉千加子が言うところの“特権階級”(注※公務員や大学教授等)なので、一般女性の置かれている現状が見えてないのか。
(<その辺は一応エクスキューズされてたけど、批判を避けるための言い逃れっぽく感じました)
文句が多すぎて書ききれないので後日まとめ……は無理かもしれないけど、箇条書きくらいでツッコミ予定。


amazonの書評にリンク貼っておきます。
ISBN:4334032664


しかし、
子どもを産まない女はダメなんでしょうか?
著者はやたら(読んでて恥ずかしいくらい)セックスセックスと言っているけど、
DNAだけじゃなくて、ミーム(文化的遺伝子)を伝えていく人生も有りじゃないの?
人間は本能の壊れた動物(BY岸田秀)なんだしさ。
著者言うところの「ナナメな生き方」でもいーじゃんよ。


アタシはひねくれてるから、むしろオニババになる方がマシかも!と思っちゃった。
んーでも同じ鬼ならオニババよりナマハゲのほうがかっこいいかな?
言うこときかねー子はいねーがー(笑)