車谷氏と「ジンガロ」に補足

先日の日記(02/25)に書いた、車谷浩司氏が「ジンガロ」について発言してた件ですが、
騎馬オペラ「ジンガロ」日本公演決定!
http://d.hatena.ne.jp/nanashino/20050225#p1


「Rockin'on JAPAN」1996年3月号 スパイラルライフインタビュー(表紙もSL)にありました。
単行本『SPEAK EASY』にも載ってます。(情報ありがとうございました>HINANJYOさん)
せっかく押入から掘り出してきたのでちと引用してみよう。(問題があったら消しますー)

●最近の気分はどうなんですか。


車谷「パリはいいよぉ!(笑)ジンガロっていう馬術劇団があるんだけど。ほんっと何とも言えない、今まで見たことのない世界なんだけど。なんか夢だったんじゃないかっていうような2時間で。
基本的にはノマドの伝統的な儀式というか芸当というかサーカスというか、人と馬と光と音の4つからなる劇のようなもので、言葉も何もないけど。それが木でできたテントみたいなとこで360度ワーっとなってて、そこで繰り広げられる世界っていうのが今まで見たこともないような、もうほんっとにどんな今まで見たライヴよりも何よりも素晴らしいもんで。
けっこういろんなことがあって年末とかも疲れてたんだけど、それを見たら『わあ、生きてることって素晴らしいことだなあ!』ってほんとに思えて。そのくらいすごいもので、何て言っていいかわかんないんだけど。形容するものがないから」


●頭の中であるかどうかわかんないような夢の中でチラついてたようなものが全部集まったものが急に目の前に現れた感じなんだ?


車谷「うん、そうそうそうそう。『何だったんだろうこの2時間は!?』っていう。ほんっとに素晴らしいのよ、何とも言えないんだけど! この地球上の命ある人全員に見て欲しいと俺はほんとに思ったもん。素晴らしくてねえ、救われたね、真面目に!
 馬一匹と少女との演技があったりとか馬が誰にも操られずに演技をしたり踊ったりするんだけど。なんかもうすごいよ!
 ほんとに一つウロコが落ちた感じ。毎年、年末年始あれを見に行くために往復の飛行機代二十何万出しても全然惜しくないぐらい」


●紅白の出場を蹴って、レコード大賞をもらっても行く?
車谷「うん、行く行く!(笑)」


(註※●の発言はインタビュアー(鹿野淳

……ここまで書き起こしてみて思ったんですが、
この文章での車谷氏の喋りって、ジンガロの素晴らしさが伝わってくる、というよりむしろヤヴァいおクスリをやってるようなテンション……(苦笑)<冗談ですよー
さてはこの時SL実質解散決定後でハイになってたのでしょうか。今となっては謎ですけども。


しかし、観客にナチュラルにこんなテンションを引き起こすのだとしたら、ジンガロ、おそろしい子(白目…!)<ガラスの仮面風に。