ベルギー象徴派展/クノップフの絵が好き

「ベルギー象徴派展」2005/4/15(金)〜6/12(日)
BUNKAMURA ザ・ミュージアム(渋谷東急)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/belgium/index.html


が開催されるのを偶然知りました。うわああぁー絶対行くー!(期間中に上京する用事があってよかった)
フェルナン・クノップフの絵が好きなんです。
中学生の頃に地元で展覧会(@名古屋市美術館)があって、それ見に行ってからずっと心に残ってたんだけど最近再燃。


クノップフの絵はひとことでいうと「とても暗い絵」です。
(参考リンク http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/K/Khnopff/Khnopff.htm )
どの作品にも死人みたいにモヤがかかっていますがとても綺麗な絵なのです。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』の2作目で主人公達が立ち寄る沼(死体が埋まっている)のシーン(うろ覚え)がありますが、あの場面の死体を見たときに「これはクノップフの絵か!」と思いました。


私は特にこの作品↓“Art”(愛撫)がとても好き。
http://art.pro.tok2.com/K/Khnopff/khno05.jpg
アンドロギュヌスっぽい青年と誘惑する獣(どこに手を入れてるんだよ!とツッコミたい)の妖しい雰囲気がなんとも。
以前開催された展覧会の図録(最近ネット古書店で購入)の解説によるとこのモチーフには複雑な意味があるらしいです。


生涯のほとんどを未婚で通した彼の大部分の作品のモデルが「実の妹」ってところも(個人的に)ポイント。
図録の解説によると、“Art”の青年の顔も妹の顔がモデルらしい……。
もしクノップフが今生きてたら「妹萌え〜」だったのかもしれませんね(妄想)
<マジメなファンの方本当に本当にすみません。