『眼鏡っ娘大百科』レビュー
眼鏡っ娘大百科 (二見ブルーベリー)
前にも一度お伝えしましたが、*1『メガネ男子』（アスペクト）が出版された直後にひっそり（？）出版された『眼鏡っ娘大百科』（二見書房）レビューです。
2次元（漫画・アニメ）界のメガネっ娘が分析された本です。タイプ別の分類・分析有。メガネっ娘を網羅した「眼鏡っ娘レビュー」がメイン。メガネっ娘についてはメガネくんほど詳しくないのですが、セレクションもなかなか良いんじゃないかな？
知らないメガネっ娘のページも読んでて楽しかったです。（『メガネ男子』にもこの位充実した語りがあればなーと思いました）ただ、メガネっ娘語りより「自分語り」しすぎの執筆陣も若干いる気がしないでもナイけど……君の萌え話はどうでもいいからメガネっ娘の話をしようぜー（苦笑）
しかし、この本で何が一番スゴイかというと、最後の「倉田英之×小野寺浩二」対談ですよ。不勉強に付き倉田氏の事はあまり知らないんだけど*2あの“めがねっ娘教団”を生み出した『妄想戦士ヤマモト』（大好き。サイン持ってます）の小野寺浩二先生のメガネ好きガチンコ対談ということで期待して読みました……
- 眼鏡って顔にかけるものじゃなくて、心にかけるものだよな
- 伊達は基本的には……認めない。が、「なぜ眼鏡をかけたか」の理由にもよる。
- 明らかに「悪い眼鏡」というのがあるじゃないですか。普段絶対コイツはかけてない、みたいな
- 上目遣いのポーズってあるじゃないですか、あんなのは流す程度でいいんです。
- 「普段からこうですけどなにか？」みたいなのがいい（笑）。
……!!もう誰もついてこれない（苦笑）熱いトークが素晴らしい！！！「ネ申」と呼ばせていただきたい。本誌はもっとスゴいので、上の引用にビビビとキタ人は是非。『メガネ男子』の対談も面白かったですけど、こちらはこちらで最強。ヤバイヤバイヤバイ（笑）この対談を読むだけでも買う価値有りますよ、きっと。
と、全体的に濃ゆい作りの一冊でした。濃さの違いが男性向きと女性向きの違いなのかも、女性向きでこの濃さだったら読者ドン引きだもんねー。（男性向きの方がメガネ萌えの歴史もあるしね）
この本、唯一の弱点は「二見書房のエロ系ラノベレーベルからの出版」だということで、この手の本はいつ絶版になってもおかしくないので興味ある人は早めのゲット推奨！
*1:http://d.hatena.ne.jp/nanashino/20050924/p2
*2:漫画版の『R.O.D.』位しか読んでないワタシ；面白かったです。“本”好きの気持ちが伝わってきて同じ本好きとして楽しかったー
