ハウルの動く城（ネタバレ有）
『ハウルの動く城』を見てきたですよ。
現時点での興行成績は最高らしいけど、それは今までの作品が良かったという評価であって
『ハウル』が良いからってことじゃないのよーーーーということを思わせるような出来（泣）
周りのスタッフ、誰かパヤオ天皇に「ストーリーが分かりにくいです」と突っ込んでやらなかったのか。＜言えないよな……
＜ネタバレ注意 反転して読んでね＞
絵は流石のスタジオジブリでレベル高いんだけど、ストーリーの大部分が説明不足。
原作を読めば分かる部分も多いのでしょうが（私は未読）、はしょり過ぎな感じ。
2時間にまとめようとしてカットしたのかもしれないけど、時間増やしていいからもっと説明してほしいよ！
伏線は引いてあったけど、（＜ネット有志作成のまとめサイト読んで分かった）
分かりにくいストーリーを追いかけるのに精一杯で気づきにくかった。
山場（クライマックス）も盛り上げ方にイマイチ欠けてた。
ソフィーが老婆になったり若くなったり外見が変わりまくりな所は
彼女の心境を表してると思うので個人的にはオッケーです。
ただ、作画するアニメーターの人は死にそうだと思いました（涙）
カブの正体はとってつけたようでちょっと……；
＜ハウルの「君にも魔法がかかっているね」の台詞で何かあるんだとは思いましたが。
あと最後、そんな簡単に「戦争やめる」とか言えるんならさっさとやめとけよッ！
あとあの建物、城、というより家じゃん……というツッコミはダメですか。
疑似家族みたいなところは良かったけどね。
けなしすぎるのは何なので良かったところも書きます。
キムタクの声は予想してたより全然気にならなかったですね＜良い意味で。
（私はトレンディドラマ（死語）の類を見ないので声にあまり馴染みがないってのもあるカモ）
個人的にはキムタクって同人用語でいうところの「へたれ攻」なヤツだと思ってるので
（＜俺ってかっこいいぜ！と思ってるけど実はけっこうヘナチョコ、みたいな意味で捉えて下さい）
同じヘタレ攻のハウルたんには合ってたと思う（苦笑）
戦場シーン（飛行機と飛行怪物）は最高。燃え！
パヤオたんは「戦争反対」を唱えているけど、飛行機や武器は大好きなんだネｖ
生き生きしてるもん。
＃戦争反対のミリタリマニアがいたっていいけどね。
あとは……ハウルの使ってた偽名のひとつ「ジェンキンス」は今の時期にどうよ！と思った（苦笑）＜これは原作と同じなのかなぁ？
＜／ネタバレ＞
しかし、今年は押井大友宮崎と大物アニメーション作家新作の多い年でしたが
どれもイマイチだったことを考えるとショボーンな気持ちです。
（個人的には『イノセンス』は無茶苦茶好きだけど、あれはカルトムービーだからネ）
老兵は去るのみ、で、今後の中堅−新人に期待すべきなのか。
ついにジャパニーズアニメ黄昏の時代がやってきた……とはまだ思いたくないっす。
口直しに『雲の向こう、約束の場所』でも見に行こうかなぁ。
CGだけど『Mr.インクレディブル』も見たいよーん（ディズニーはあまり……でもピクサーは好き）
