オタクバッシングのきっかけはマスコミの印象操作だった

宮崎勤被告に最高裁判決 幼女4人の連続誘拐殺人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060117-00000013-kyodo-soci

あの事件からもう17年も経ったんですね。この件がらみで、今年明らかにされた事実がひとつあります。


はてなブックマーク - 格闘する読売ウイークリー編集部: いったいどうなっているのか
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://yomiuriweekly1.hontsuna.net/article/1575835.html

マスコミ関係者が宮崎勤の部屋に入ったときの話。以下引用。

部屋に一歩入ったときのことは忘れられません。 窓がなくて薄暗く、 四方の壁面がすべてビデオテープで埋め尽くされていたのです。 テレビとビデオデッキが3−4台あったと記憶しています。 そんな部屋は見たことありません。 まさに「理解不能」でした。
おそらく、あの部屋の映像を覚えておられる方は、 あのビデオはみんな、アダルトとか盗撮とかロリータとかそんな類のものだと思っているのではないでしょうか。 実は違うのです。 大慌てで、ビデオのタイトルを写したのですが、 ほとんどは「男どあほう甲子園」とか「ドカベン」といった、 ごく普通のアニメばかりでした。 その中に、おぞましい映像が入ったビデオも含まれていたのですが、 少なくともそれはごく一部だったのです。


なぜ、そういうイメージが伝わってしまったか、 については理由があります。 部屋の隅には、数十冊の雑誌の山がありました。 どんな雑誌かももちろん確認しました。 大半は、「GORO」「スコラ」です。 20代の男性としては、ごくごく普通でしょう。
その中に「若奥様の生下着」という漫画が1冊ありました。 ある民放のカメラクルーがそれを抜き取って、 一番上に重ねて撮影したのです。 それで、あの雑誌の山が全部、さらにビデオもほとんどがそういう類のものだという、 誤ったイメージが流れてしまったのです。

マスコミが情報操作してあの部屋にあった全ての物をヤバい物に見せかけた(印象操作)という話でした。

しかし、上の記事は表沙汰にされたらマズいと思われたらしく「読売ウィークリー」のサイトに載ったはいいが直ぐに消されたらしいので(マスコミも今更バラされたくないんだろうなあ)はてなブックマークアーカイブされている文章にリンクさせて頂きました。


あの事件後からのオタクバッシングおよび「オタク=悪」という誤解(オタクが流行?している現在でも誤解は未だに解けていない)を考えると今でも気が重くなります。


個人的な考えを書くと、宮崎被告はクレイジーかもしれんが、それでもこの重い罪は償うべきだと思います。